[No.99] 2007/12/22 (Sat) 12:44
『摂氏零度の少女』 新堂冬樹
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生きることが幸福なら、どうして神様は、死というものを作ったのでしょう。
《あらすじ》
名門進学校で一流大学の医学部合格の太鼓判を押されている桂木涼子がある日始めた“悪魔の実験”。それは、人知れず最愛の母親に劇薬タリウムを飲ませることだった…。
《感想》
2005年に静岡県の高校一年生の女子生徒が母親に毒物を与え殺害しようとした事件を題材に書かれた一冊。
この事件は当時とても話題になりましたが、この本を読んだのをきっかけに事件のことを調べてみると、この少女の残酷さがとてもよくわかりました。
この本の主人公・桂木涼子は尋常でない心の闇を抱えています。
幼い頃に愛犬を失ったその出来事から、彼女の死の価値観は大きく変わってしまいました。
彼女にとって普通の人の死に対する価値観はただの偽善者。
自分こそが本当に正しい。
だからこそ彼女は母親に毒物を与え続けた。
死こそが幸福。
明確な殺意がない殺人。
だからこそ恐ろしいと思いました。
二人の少女はこれから一体どんな人生を歩むのか。
自分が死ぬとき、何を思うのだろうか。
★★★★☆
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幼いときに目の当たりにした愛犬の安楽死と、初恋の男の子の裏切り。二つのできごとが、涼子の心に人間の傲慢さを刻みつけ、彼女を少しずつ狂わせていく。
母親の期待通り、医者になるべく名門進学校に通い、教師から一流大学医学部合格は確実と太鼓判を押される学業...
2008/01/07(月) 20:14:28 | 本ナビ!by Tamecom,『摂氏零度の少女』 新堂冬樹




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