文学少女

本が大好きな『文学少女』の日記です!!

『廃用身』 久坂部羊

廃用身 廃用身
久坂部 羊 (2005/04)
幻冬舎
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《あらすじ》
廃用身とは、脳梗塞などの麻痺で動かず回復しない手足をいう。神戸で老人医療にあたる医師漆原は、心身の不自由な患者の画期的療法を思いつく。それは廃用身の切断だった。患者の同意の下、次々に実践する漆原を、やがてマスコミがかぎつけ悪魔の医師として告発していく―。『破裂』の久坂部羊の、これ以上ない衝撃的かつ鮮烈な小説デビュー作。

《感想》
ノンフィクションかと思ってしまいました。
もちろんフィクションです。
Aケアというのは架空の存在。
麻痺などで動かなくなった手足を切断する治療、それがAケアです。
介護する側にとっても、患者側にとっても負担を軽くすることが出来る。
何より、患者のためになる。
そう信じてAケアを行う漆原医師。
しかし、やがてマスコミがAケアの存在をかぎつけ、漆原は追いつめられていく。
何よりも患者のためになると信じてた漆原医師。
しかし、気づかないうちに患者を追いつめていたことに気づく。

漆原が患者にとって良い医者だったのか、それはそれぞれの患者自身違ったんだろうな。
熱心な医者だろうと患者にとっては迷惑な場合もある。
文章の構成、ノンフィクションのような展開でとても面白く、最後まで一気に読んでしまいました。
現実に老人介護はとても問題になっていますが、この本を読んで医者とは何か?介護とは何か?とてもよく考えさせられました。

★★★★★

友人達

久しぶりに中学の友人から電話がかかってきてた。
「読書感想文かかなきゃなんないから、なんか良い本教えて!」
と言われたので、『幸福の食卓』と『エイジ』を薦めてみた。
読んでみると言ってたので、面白かったって言ってくれるといいな。
いろいろ話してたら一時間半近く話してたのでビックリ…。
中学の友達で仲が良かったのってその子くらいしかいなかったからな〜。

で、私が書いた小説読んでくれた友人と昨日遊んだんですが、感想は…
「難しすぎてわかんない」
と言われました…。
おいおいおい!!
走れメロスを私なりに現代版にアレンジして書いた話なんですけど、友人に言われました。
「『走れメロス』って何?」
お前は『走れメロス』も知らないのか!
小学校の時学芸会でもやってただろうが
私の姉がメロス演じてただろう!!
それに『走れメロス』って国語の教科書にも載ってるし、勉強もしたでしょうが…。
本気でわからないらしい…。
軽くショックを受けました。

仕方がないので、中学の時、わりと仲が良かった友人に久々にメールを送り、読んでくれと頼みました。
最近全然メールくれなかったので、忘れられてたのかと思ってたら、向こうもそう思っていたらしい(笑)
ちゃんとメロスを知ってるか聞いてから今度は送りました。
(「知ってるに決まってるだろう」って怒られた。)
感想は「面白かったお前が全部考えたのか?」でした!!
良かった…この子は正直だから思ってもないことは絶対に言わないので信頼出来る。
念のためもう一人くらい読ませたいんですけど…読んでくれる人がいないからいいや。
もう一つ書かなきゃならないから、頑張って書いてまたその子に読んでもらおう!

『誇りある被害者』 森村誠一

誇りある被害者 誇りある被害者
森村 誠一 (2004/07)
角川書店
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《あらすじ》
櫛田と清子は、お互い結婚を求めない体だけの大人の関係を続けていた。だが櫛田は、次第に清子に愛情を感じ、真剣な交際を望むようになっていった。そんな時、突然清子と連絡が取れなくなってしまった。櫛田が部屋を訪ねていくと、清子の絞殺死体が!?櫛田は警察とは別に、清子の過去を追いはじめるが…!?偶然によって織り成された殺人事件が複雑に重なる、社会派・恋愛ミステリ。

《感想》
前に女性を助けようとして電車にはねられて亡くなった警察官の事件がありました。
この事件はとても話題になりましたね。
そのニュースを見ていた時、私はこの本の事を思い出しました。
この本には自分の仕事に誇りを持ち、またそのために亡くなった被害者が出てきます。
亡くなった被害者は、自分の仕事に誇りなど持っていなかったら死ぬことはなかった。
亡くなった警察官も、自分の仕事に誇りなど持っていなかったら死ぬことはなかった。
「誇りある被害者」であると思いました。

★★★★☆

『ハピネス』 嶽本野ばら

ハピネス ハピネス
嶽本 野ばら (2006/07/14)
小学館
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《あらすじ》
「私ね、後、一週間で死んじゃうの」
彼女は唐突に、まるでアルバイトが決まったかのようにさり気なく、話のついでといったふうに、何時もの口調で、何時もの笑顔で、僕にそう告げたのでした。彼女が履いていた靴下の話をしたことがきっかけで付き合うようになった高校2年生の僕達。平凡な毎日を送っていたある日、僕は彼女から唐突に告白される。余命一週間。動揺する僕に、残されたわずかな時間を自分らしく生きたいと、全てを受け容れた口調で彼女は言った。『ミシン』収録の名作「世界の終わりという名の雑貨店」に、自ら捧げたオマージュ…嶽本野ばらの新たな原標となる作品である。

《感想》
下妻とは違った、切なさいっぱいのラブストーリー。
一週間後には死んでしまう女の子。
その女の子と最後の時を過ごす主人公。
あまり主人公に魅力を感じられなかったのが残念でした。
女の子は良かったんですが。
精一杯生きようとしている様子が伝わってきたので。
私がもし、一週間後に死んでしまうとわかったらどうするんだろうな…。
う〜ん、この女の子みたいにロリータで思いっきり遊びたいかも!!

★★★☆☆

『きみにしか聞こえない』 乙一

きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫) きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)
乙一 (2001/05)
角川書店
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《あらすじ》
私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。

《感想》
「Callinng You」「傷−KIZ/KIDS−」「華歌」の三作の収録されています。
三作とも切ない話でしたが、それぞれ希望を感じさせられるような話です。
「Callinng You」は最近映画化された話です。
頭の中にあるケータイにかかってきた電話。
孤独な二人にとってそれは奇蹟のような出来事。
距離を縮めていく二人。
しかし、そんな二人に訪れるのは…。
もう一人の頭の中にケータイを持っている人物の正体に最後まで気づきませんでした。
そういうことだったんだ…と読み終えてすぐまた読み返しました。
「傷−KIZ/KIDS−」は、人の傷を自分の身体に移す事が出来る少年の話。
自らを犠牲にして、人の傷を治すアサト。
人間の綺麗には生きられない。
信頼していた人に裏切られ、傷つくアサト。
これは泣きました。
アサトが優しすぎて…。
最後の「華歌」は、これは完全に騙されました。
読み終えた時、意味がわかりませんでしたもん。
「えっ? ええええっ? なんで?」
って感じで…私もしかして勘違いしてたの?って思ってました。
でも、読み返してみたら…「そういうからくりだったのか!!」と納得できました。
あの挿絵は引っかけだったのか。
ひどい…(笑)
こういうの叙述トリックって言うんですよね。

私は一番「傷−KIZ/KIDS−」が良かったです。
でも、もし私がこんな能力を持ってたら…きっと使いません。
あとがき読んで、乙一さんってこういう人なんだ〜、とちょっと意外でした。

★★★★☆

『東京湾景』 吉田修一

東京湾景 (新潮文庫) 東京湾景 (新潮文庫)
吉田 修一 (2006/06)
新潮社
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《あらすじ》
「愛してないから、こんなに自由になれるの」「それでも、お前と一緒にいたかったんだよ」。品川埠頭の倉庫街で暮らし働く亮介が、携帯サイトの「涼子」と初めて出会った25歳の誕生日。嘘と隠し事で仕掛けあう互いのゲームの目論見は、突然に押し寄せた愛おしさにかき消え、二人は運命の恋に翻弄される。東京湾岸を恋人たちの聖地に変えた、最高にリアルでせつないラブストーリー。

《感想》
この話は以前ドラマ化されました。
原作を読んでからドラマを見ましたが、あまりに内容が違いすぎて驚きました…。
何で主人公が韓国人になってるの!?
と、出会い系で知り合う事と名前くらいしか共通点がなかったです。
吉田さんはこのドラマを見て、どう思ったのだろうか…と悲しくなったのを覚えています。

東京湾を舞台に、二人の男女のラブストーリー。
二人の心の距離感。
そして、二人の仕事場の品川とお台場。
近いのに遠い2つの場所。
この小説のテーマは「距離感」だなと思いました。
恋愛に対して消極的な二人の距離が少しずつ近くなっていく。
吉田さんは心理描写が本当に上手いな〜。
吉田さんの恋愛小説って読んでいて共感できる所がたくさんあります。
終わり方も良かったです。
新しい一歩を踏み出した二人の今後が気になります。

★★★★☆

『吐きたいほど愛してる。』 新堂冬樹

吐きたいほど愛してる。 吐きたいほど愛してる。
新堂 冬樹 (2005/01/20)
新潮社
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《あらすじ》
迷惑な妄想逆ギレ男が、夫の帰りを正座して待つ壊れた妻が、生き地獄を味わう可憐な美少女が、虐待される寝たきり老人が、自己の中心で愛を叫ぶ!勝手気ままに狼藉の限りを尽くす面々をあなたは愛せるか!エンターテインメントの旗手・新堂冬樹が「ここまで書くか!」とばかりに練り上げた、強烈すぎるキャラクターと刺激的なストーリー。

《感想》
新堂さんといえば『忘れ雪』みたいな純愛物を多く書かれる人ですが、この話は全く違いました。
帯の言葉通り、「自己の中心で愛を叫ぶ!」
最初の「半蔵の黒子」とかグロすぎて気持ち悪くなりました。
こんなにグロイ話読むの初めてだったので、衝撃的でした…。
こんな迷惑な妄想逆ギレ男、本当にいたら怖いな…自分の思いこみで行動してる奴だから、正論は通用しないし。
自分=正論って事だもんね、半蔵にとって。
最後の「栄吉の部屋」のじいさんは本当に嫌いです。
読後感も一番最悪でした。
描写も最初の話のようにグロかったし。
一番良かった話は「まゆかの恋慕」
これは他の3つとは違って、切ない感じの話だったので。
この話は唯一救いでした。
しかし、それぞれの話がインパクトが強すぎて強すぎて…。

愛情表現は人それぞれですが、自分中心の愛情は迷惑ですね…。
あんな人間に愛されちゃったら地獄ですよ。

★★☆☆☆

私のメロス

パソコンが動いたり、動かなくなったり…。
何でだろう…原因不明です。
夏バテかな?

宿題がまだ一つも終わってません(泣き)
やる気が起きない…。
でも、昨日は文芸部の文化祭で出す冊子に載せる小説を書いてました!
私がなぜ、文芸部に入ったか、それは本好きの子と友達になりたい!と思ったからでした。
…まぁ、期待はずれでした。
みんな主にライトノベルが好きな子ばっかりでしたし。
(私も好きだけど)
で、今さっき私は初めて小説を書きました。
この小説を読んで、一体どんな感想が出てくるのだろうか…。
怖い…怖すぎる。
友人の一人にメールで送ったんですけど…どんな感想が帰って来るやら。
昨日の夜突然、創作意欲に駆られまして、書き出したら止まらなくなってしまい、原稿用紙12枚くらいの物語が出来ました。
私の書いた小説は「現代版 走れメロス」です。
「走れメロス」といえば誰もが知っている名作ですが、最近、森美登美彦さんという作家さんが「新釈 走れメロス」を出版されました。
それが面白くて面白くて…。
現代版の「走れメロス」がこんな奴でいいのか、って感じでした。
森美さんの独特の世界観の中で、こんなに笑えるメロスが…。
そこで、私も自分の「走れメロス」を書いてみようと思ったわけなんです。
書いてみて思いましたが、やっぱりモリミーはすごい…。
私なんて足下にも及ばない。

もし、友人が「面白かった」って言ってくれたらブログに載せようかな〜。
あともう一つ書かないといけないので、これから考えます。

『@ベイビーメール』 山田悠介

@ベイビーメール (角川ホラー文庫) @ベイビーメール (角川ホラー文庫)
山田 悠介 (2005/07)
角川書店
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《あらすじ》
抉られた腹部にへその緒だけを残した女性の死体が発見された。その後、赤ん坊の泣き声が聞こえてくるメールが女性たちに広まり始める。メールの正体は何なのか。戦慄の都市型ホラー小説!

《感想》
謎なんですが…全く怖くなかったのは何故?
登場人物が嘘くさかったのが問題ですかね…。
そんな人いないだろうって人しか出てきてません。
違和感ありまくりです。
ホラーって普通に考えれば「ありえない話」なんだからそれに出てくる登場人物はリアルじゃないと…って私は思うんですけど。

最後は一体なんだったんだろう?
あれは怖いはずなんですが、全く怖くなかったです。
中途半端に終わってしまいましたし。

やっぱり私は山田さんの本はあまり好きにはなれそうもありません…。
さらっと読めるのでこれからも気が向いたら読むと思いますが。

★☆☆☆☆

『レインツリーの国』 有川浩

レインツリーの国 レインツリーの国
有川 浩 (2006/09/28)
新潮社
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《あらすじ》
きっかけは「忘れられない本」そこから始まったメールの交換。あなたを想う。心が揺れる。でも、会うことはできません。ごめんなさい。かたくなに会うのを拒む彼女には、ある理由があった―。青春恋愛小説に、新スタンダード。

《感想》
聴覚障害者と健常者のラブストーリー。
『図書館内乱』で小牧さんが毬江ちゃんに薦めた本です!
先が気になって一気に読んでしまいました。

一冊の「忘れられない本」から始まった二人のメールのやりとり。
自分にとって「忘れられない本」について二人のように語れるのがすごく羨ましく思いました。
(私にとって「忘れられない本」って何だろう?)
「会わない?」という伸の提案に戸惑いながら「分かりました」というひとみ。

難聴者と健聴者。
二人はすれ違いながらも惹かれあっていく。
伸が自分の過去を語るシーンは泣いてしまいました…。
悲しすぎて。

最後は爽やかに終わって良かったです。
「フェアリーゲーム」のように救いようもない結末に終わらなくて良かったです。
二人の幸せを心から願います!!

レインツリーの国ってどういう意味だろうとずっと気になっていましたが…そういう意味かぁ!!
ひとみちゃんの憧れから「レインツリーの国」という国が生まれたんですね。

★★★★★

『裁判官の爆笑お言葉集』 長嶺超輝

裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1) 裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書 な 3-1)
長嶺 超輝 (2007/03)
幻冬舎
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《内容》
「死刑はやむを得ないが、私としては、君には出来るだけ長く生きてもらいたい」(死刑判決言い渡しの後で)。裁判官は無味乾燥な判決文を読み上げるだけ、と思っていたら大間違い。ダジャレあり、ツッコミあり、説教あり。スピーディーに一件でも多く判決を出すことが評価される世界で、六法全書を脇におき、出世も顧みず語り始める裁判官がいる。本書は法廷での個性あふれる肉声を集めた本邦初の語録集。これを読めば裁判員になるのも待ち遠しい。

《感想》
『それでもボクはやってない』という映画を見ましたが、あれは本当にリアルで怖かったです。
特に裁判官がずっと冷静な感じで人間味がまったく感じられませんでした…。
なので裁判官といえば淡々としていてあまり感情的でないと思ってしまいますが、この本を読んで裁判官の印象が変わりました。
裁判官だって人間。
時には上手いこと言うし、反省の見えない被告人に対してお説教だってする。
判決を出す際は悩みに悩んだ結果、判決を下す。

笑いあり、涙ありのお言葉集でした。

★★★★★

パソコン復活!

やっとパソコンが直りました!!
パソコンがないと私は生きていけません…。
最近バイトやら、勉強やらで忙しくて本を読む暇がありません(泣)
でも読む暇ないくせに買ってしまう…。
バイト帰りについつい買ってしまうんですよ。
(バイト先本屋だから)
本は読みたいけど宿題しなきゃいけないし…。
夏休みってあっという間に終わってしまうんだろうな。
学校行きたくない行きたくない。

目標…8月15日までに宿題をすべて終わらせる!!

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プロフィール

Author:実花
高校二年生です。

◇好きな作家◇
東野圭吾、唯川恵、有川浩、島本理生、伊藤たかみ、石田衣良、森見登美彦、伊坂幸太郎、瀬尾まいこ

気軽にコメントしてくださいね!!
オススメの本があれば是非教えてください♪

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