文学少女

本が大好きな『文学少女』の日記です!!

『そのときは彼によろしく』 市川拓司

そのときは彼によろしく (小学館文庫 い 6-1)そのときは彼によろしく (小学館文庫 い 6-1)
(2007/04/06)
市川 拓司

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《あらすじ》
とある地方都市で小さな水草ショップを営むぼくのもとに、ある夜ひとりの美しい女性が現れる。店のドアに貼ってあった求人チラシを手にして……“アルバイト募集 年齢性別不問。水辺の生き物を愛する方ならどなたでも”。この出会いが、奇跡の始まりだった。著者の愛する映画『ノッティングヒルの恋人』へのオマージュで始まるファンタジックな青春ラブストーリー。'07年6月の映画公開に向け、著者初の、そして待望の長編文庫化!

《感想》
  
  この世界には、物理学の教科書にも載っていない強い力がひとつある

帯に書いてあったこの言葉を見て、これは買わなければと思いました。
この気持ちは物理学の教科書にも載ってないはずです(笑)

市川さんの本を読むといつも「ああ、いいなあ」っていう気持ちになります。
市川さんは人の痛みを書くのがとても上手い。
多分それは自分が痛みを知っているからだと思います。
そしてその痛みを分かち合える人の存在も。

この作品には好きな人、友人、父親。
その人たちへの愛情がとてもよく書かれています。
お父さんの言葉はとても素敵でした。
題名もとても素敵ですね(やっぱり題名の付け方が上手いな)

『いま、会いにゆきます』を読んでる人は「ああっ!?」と思うような仕掛けもあるので、是非読んでみてください。

『世界中が雨だったら』 市川拓司

世界中が雨だったら (新潮文庫 (い-92-1))世界中が雨だったら (新潮文庫 (い-92-1))
(2007/11)
市川 拓司

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《あらすじ》
ここにいるのはもうひとりの僕です──愛を見失った少年、少女。愛を手探りする大人たち。ミリオンセラー作家の魂の叫びが木霊する三つの「愛」の物語。

《感想》
これは本当に市川拓司の本?
と、思わず首を傾げてしまいそうになりました。
『いま、会いにゆきます』からは想像出来ないほど暗く、重い話です。
市川さんの小説はどの本もふんわり優しい話ばかりだったので、この本もそんな話なのかなと思って読むと驚きます。

三つの話の共通するテーマは「死」
「死」を通して「愛」を。
少年、少女は傷ついて傷ついてどうしようもなくなって「死」へと向かっていく。

市川さんはこういうダークな小説も書くんだな。
読後感は爽やかではないけれど、切なくて心が揺さぶられるような気持ち。

『いま、会いにゆきます』 市川拓司

いま、会いにゆきます (小学館文庫 い 6-2)いま、会いにゆきます (小学館文庫 い 6-2)
(2007/11/06)
市川 拓司

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《あらすじ》
これほど哀しくて、幸せな涙を流したことはありますか? 「愛している」という感情をこれほどシンプルに、しかし深く表現した小説は稀有と言えるでしょう。父子家庭に起こる愛の奇跡―わずか6週間のその奇跡が、父に子に、永遠に生きつづけるかけがえのない心の宝を与えてくれます。アーヴィング、ヴォネガットをこよなく愛し、リリカルだが湿度のない、軽いユーモアを含んだ語り口が、静謐な慈しみに満ちた愛情の物語をあざやかに描き出します。読者の一人一人が心の奥底で共有できる記憶が、この物語にはあるはずです。哀しいけれど幸福な、最高の恋愛小説です。

《感想》
久しぶりに読んでみました。
やっぱりいいなぁ。
作者のエッセイ『きみはぼくの』でこの本は実話に近いという話を知り、とても市川さん夫婦が羨ましくなりました。
こんな素敵な夫婦がいるんだってことに私はとても暖かい気持ちになり、もし自分が結婚するならこんな夫婦になりたいと思いました。

父子家庭の親子の元に、死んだはずの妻・澪が現れます。
澪は記憶を無くしていて二人のことをまったく覚えていない。
そんな澪に拓は自分と澪の高校時代の事を話し始めます。

記憶は戻らないけど、その話を聞きながら澪は拓に恋をする。
しかし、雨の季節が終わる頃には澪はいなくなってしまう…。


「いま、会いにゆきます」

この言葉の意味を知ったとき、どうしようもない哀しい気持ちと、溢れるくらいの幸せな気持ちで胸がいっぱいになりました。

私は澪という女性がとても好きです。
こんなに深く人を愛せる人ってすごいなと思います。
彼女の決断はとても美しいと思いました。

『きみはぼくの』 市川拓司

きみはぼくの きみはぼくの
市川 拓司 (2006/10)
アルファポリス
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 「きみはぼくの、ただ一人のかけがえのない妻なんだから」

《あらすじ》
同級生だった妻との出会い、突然襲ったパニック障害、それでも側にいてくれた彼女との結婚、インターネットでの執筆活動、「いま、会いにゆきます」誕生秘話、会社員からプロ作家へ…。ベストセラー作家初エッセイ。

《感想》
いいなあ、と思った。
たくさんの偶然が重なり合ったからこそ、今の幸せがある。
奇跡みたいな、運命みたいな、偶然。

やがて、人生の終わりが近づいたら、ぼくらはやっぱり言うんでしょうかね。「あっという間だったね」って。「悪くないな」とも。「かなりずれっぱなしの人生だったけど。ふたりでたくさん笑い合ったよね」なんて。

市川さんと奥さんって本当に素敵な夫婦です。
本当に愛しているって気持ちがすごく伝わってきました。
巧と澪のように。
『いま、会いにゆきます』を一番初めに読んだときのことを思い出しました。
ああ、いいなあ。

市川さんの本を好きな人(『いま会い』ファンには是非〉に読んで欲しいです。市川さんのことがもっと好きになれます。

★★★★★

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プロフィール

Author:実花
高校二年生です。

◇好きな作家◇
東野圭吾、唯川恵、有川浩、島本理生、伊藤たかみ、石田衣良、森見登美彦、伊坂幸太郎、瀬尾まいこ

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